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クラミジア感染症にはジスロマックが有効

2019年07月29日
心配している男性

クラミジア感染症は、クラミジアという病原性の微生物が、人間の体に感染して起きる病気のことで、その部位によっていくつかの病名にわけられます。

もっとも有名なものとして、性器クラミジア感染症があり、これは性行為のときに相手との接触によって感染する病気です。
まったく症状がないまま感染していたということもありますが、排尿痛やおりものなどの分泌物の増加、軽い発熱といった症状をともなうのが普通です。
放置していると子宮頚管炎などの病気に発展してしまうこともあります。

また、クラミジアが肺に感染すると、クラミジア肺炎となり、長引くせきや発熱などの、かぜのような症状があらわれます。
人ごみで他人のつばの飛沫から感染することが多く、老人や子供によくみられる病気です。

さらに、目に感染すればクラミジア結膜炎、一般にはトラコーマという病気となり、まぶたが充血し、ときには視力低下をもたらしたりもします。
わが国では衛生状態かよくなったため、最近では発症例は少ないものの、海外では割と多い病気といえます。

こうした感染症全般に対しては、細菌などの体内での増殖を抑制するはたらきをもつ抗生物質の投与が有効とされていますが、クラミジアは通常の細菌とは違い、細胞壁をもたない特殊な構造の病原性微生物であるため、抗生物質としてはオーソドックスなタイプのペニシリン系のものは効果がありません。
そのため、マクロライド系とよばれる抗生物質のジスロマックなどが治療のために用いられます。

ジスロマックは、クラミジアがタンパク質を合成するのを阻害するため、ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌のほか、クラミジアの退治にはたいへん効果があります。
ただし、ジスロマックは処方せん医薬品とされているため、国内では医師の診察を受けてから入手が可能となります。